悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

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2007年01月14日

余部鉄橋

 朝刊に余部鉄橋〔あまるべてっきょう・舞鶴市〕を訪ねる旅の広告があった。懐かしい地名で、二つほど思ったことがある。昨年10月以来、注文がない余部のEさんのこと。もう一つは、「松葉カニ」の思い出である。

 余部鉄橋は山陰本線鎧〔よろい〕駅と余部駅の間にある。京都と兵庫の府県境に近い。鋼材をやぐらのように組み上げた高さ41m、長さ390mの大アーチが美しい。明治45年に完成したが老朽化が激しく、今春から架け替え工事が始まる。

 余部を訪れたのは40年前。日本海の松葉カニ漁を夕刊に書くためだった。松葉カニといえば、境港〔鳥取県〕と香住港〔兵庫県〕が超有名。会社の指示でどちらかを書くように言われた。 ボクはへそ曲がりである。それも、相当に曲がっている。どちらも書きたくない。書けない。原稿の締め切りはせまる。そうこうするうち、「日戻り魚」があると聞いた。夜明け前に港を出て、日暮れとともに帰港する夫婦船〔みょうとぶね〕である。その小さな漁港は、鉄橋に近い兵庫県側にあった。居組漁港である。

 Eさんは古くからのお客様である。

 ポンズ醤油、あれでカニ食べるのがうまいのや。甘い身にピリッ。味が締まるのだそうだ。
 嬉しいのだが、昨年秋から注文が途絶えている。暖冬で漁も振るわないし、鍋の気分じゃない。それであれば、心配無いのだが・・・。  


Posted by 吉野父ちゃん at 15:37Comments(0)うまい話・食えない話