悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

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2010年02月07日

三度目の正直

 危機は突発的に発生した。

 まだ、オトソ気分が抜けない昨年一月。正午のニュースが、わが社でも、使用を始めたばかりのアルゼンチン産のひまわり油から、食品添加物が検出されたと報じた。全国ニュースが終わり、ローカルニュースに切り替わった途端だった。

 アルゼンチン原産の食用ヒマワリ油(500ml)から、食品添加物「t-ブチルヒドロキノン(TBHQ)」が検出された。日本では、同添加物を含む食品の輸入と販売は認められていない。ただ、この油を一日30本以上摂取しなければ健康被害はない。同様のことは夕刊各紙も報じた。

 ひまわり油は、発売を始めたばかりのトマトドレッシングで使用していた。春から夏にかけての主力商品に育てようとした矢先の出来事だった。福岡大丸、西宮阪急の両百貨店でも発売が始まったばかりだった。ついでに、告白すれば、このトマトドレッシングは10年前までは、全国のデパートに出回っていたが、ある事情で、売り場からはずされていたのである。一旦、定番商品でなくなったものを再度、復活さすには物凄いエネルギーが必要だ。 
 
 阪急、大丸両店では二度目の危機を乗り越えてのデビューであった。今度、なにか問題を起こせば結果は目に見えている。
 
 私は、放送直後、自分から正直に告白。撤去を申し出た。大量摂取しない限り健康被害は無いと解っても、永続的に食べればどうなるのか。人体への影響が少しでもあるなら使用は中止すべきである。安全・安心に対する信念だ。

 私は、品質にうるさい男なので多分、「頑固なおっさんがまたなにか言うとる」ぐらいに思われているらしい。冗談じゃない。使用中止ということは製造中止である。まかり間違えば、会社倒産にも繋がる重大事なのだ。

 トヨタの問題も正直に認めることが先決である。言いわけは見苦しいのだ。
 
   


Posted by 吉野父ちゃん at 16:18Comments(0)まさかの人生