悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

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2012年07月06日

これまでのことこれからのこと。

 悪魔のソースというブランド名で、ぽん酢やドレッシングを売り始めて30年になる。30年というのは、やっぱり容易ならざる歳月であって、世の中が全部変る中で、悪魔のソースだけ昔のままというのは、いうほうが無理である。
 私たち夫婦は、昭和30年代を、瀬戸内海に面した山口県で過ごした。家内の生家は柳井市で、味噌醤油を商っていた。私は防府市にあった宝酒造に勤めるサラリーマンの家庭に生まれた
 この時代、日本経済は「黄金時代」を迎えていた。高度成長を達成し、大量消費社会が実現した。だが、東海道新幹線と東京オリンピク。ドラマの終わりは不況の始まりでもあった。
 先夜、「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画が再映された。東京下町の貧弱な商店街で小説家を夢見る駄菓子屋と、東北から集団就職してきた女子を預かる自動車修理工場に集まる人々の物語である。
 この映画の時代など知るはずのない若い人たちにも絶賛された。今の時代に忘れがちな家族の情愛や、人と人との暖かいつながりが、世代を超え、時代を超えて見る者に訴えかけてきたからだ。同じように再映された高倉健の「幸せの黄色いハンカチ。にも同じことが言える。 
 「志」を立てから久しい。
 社会を支配する正体不明の空気や、組織の力や論理などを超越する信念と哲学。「常識」や「風潮」に惑わされない先見力。自由な発想と公正さを大切に生きたい、のだが。「?」なのである。  


Posted by 吉野父ちゃん at 14:57Comments(0)まさかの人生