悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

2007年01月12日

優日雅

 夏目雅子が逝って22年にもなる。優日雅〔ゆうにちが〕。彼女の戒名だ。

優は、優しい慈悲の心を持った雅子
日は、太陽のように、誰にでも明るく暖かく包み込んだ雅子
雅は、雅子の名前から

 彼女が眠っているのは、瀬戸内海を見下ろす丘の上の墓地の一角。僕の両親も彼女の目の前で眠っている。誰が供えるのか一年中、美しい花が絶えたことがない。

 彼女、本当に千の風になって帰って来たのです。
 和尚様が微笑まれた。

 千の風になっては美しい言葉で綴られた、アメリカの詩。作者不詳。生きる勇気と、優しさを教えてくれる。

 その彼女を再び、連れ戻したのは森 栄介著「優日雅・夏目雅子再び」〔実業之日本社〕。
 単なる評伝ではない。さまざなエピソードを紹介しながら、生と死とはなにか。著者はそれを問うている。

 

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Posted by 吉野父ちゃん at 20:28│Comments(0)そうす亭日乗
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