悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

2011年08月31日

てんきち母さんからの贈り物

 近ごろ、めったに外でお酒を飲まなくなった。飲みたいという欲求はあるのだが、だれも誘ってくれないのだ。
 脳梗塞を患ってから、杖のお世話になっているが、その杖が、一本から二本になった。ここ一年の間に、路上で不意にバランスを失うことが数回あった。忘れもしないが、高知の日曜市で二度ばかり転んだ。目の前がスポーツ用品店だった。すぐに飛び込んでノルデッキスキーのストックを買った。
 リハビリは真面目にやっっているが、老化現象の方はなんともし難い。ふとももやふくらはぎが、シャベルで剥いだように肉が消えた。リハビリ室には、いつも20人内外の患者がいろいろな器具で不自由な体を動かしている。
 いろんな兆候から、神様がもう少し時間を下さるように思える。70半ばになっても、毎日の出来事はその年齢の<初体験>なのだ。わくわくすることはあっても、焦燥とか寂寥とかを感じない。
 「てんきち母さん」という貴代の女性からまたもや、勇気を頂いた。心身ともに軽やかで、風に吹かれているような気分である。

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Posted by 吉野父ちゃん at 11:33│Comments(0)泣いて笑って75歳
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