2007年07月01日
今年の梅干は子宝の塩で
裏庭に梅の木がある。樹齢27年の若い木である。今年も花が咲き、実をつけた。その梅で、梅干づくりを始めた。ほんのり黄ばんだ梅を一晩水に漬け、塩をまぶして重しをする。水が出る。出た水は捨て、赤ジソを置く。俗に土用干しは、三日三晩というが、我が家では一週間以上も干す。
ボクの役目は、梅のへたを取ったり、土用干しの際に廊下の外へ出したり入れたり。裏表にひっくり返して日当たりを良くしてやる。その程度なのだが、本漬け前の大事なとこだから、ちょっぴり気を使う。
昨年と違うのは、漬ける塩である。赤穂の塩を、小宝島の「子宝温泉塩」に変えてみた。ロマンを感じるからだが、なにを隠そう、この塩を使ったトマトドレッシングの評判が高いからである
小宝島は、鹿児島県のトカラ列島の南の端にある。サンゴの中から湧き出た温泉海水を汲み上げ、釜で炊いて、天日で干す。手間のかかった塩である。塩づくりをする小林さん夫妻は、東京からの移住者だった。島に来て、子宝に恵まれたから、子宝の塩なのである。