悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

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2008年07月31日

値上げラッシュ

 原材料の高騰が続いている。なにがどれほどになったかは報道のとうりだ。ドレッシング作りに欠かせないオイルの値上げは経営の根幹を揺さぶる。本日は、トマトドレッシングに使用しているヒマワリオイルの50%アップを通告された。来月は、さらに値上げが予定されているという。

 50%も上げてさらに上がるのか? これでは、商売なんて出来はしないじゃないか。

 食品は、見てくれの良さより中味が大切というのがポリシーだから、過剰な包装や流通経費のムダを廃してきた。宣伝に経費をかけることもしなかった。もうこれ以上、削るところがなさそうだが、当分、値上げはしない。

 今まで、10本しか売れないものを、20本、30本、売れば良いだけ。薄利多売の原点にたち返るだけだ。消費者はちゃんとした判断を下すだろう。  


Posted by 吉野父ちゃん at 21:30Comments(0)そうす亭日乗

2008年07月29日

友を訪ねて

 先週は東京へ出かけた。六年ぶりだ。私は脳梗塞を三度も患った。最近は、老人病にも悩んでいる。前立腺肥大症である。でも、大事に至らずまだ生きている。今の内に友人と、ゆっくり杯を交わしたいと思ったのだ。

 私は毎晩、焼酎を飲む。ご飯は食べぬ。友人たちも皆、呑み助だ。なかには、毎晩五合飲む豪の者もいる。終い頃はロレツが回らなかったのに、早朝のテレビでの滑らかな口調には驚いた。化け物だあ。

 寅さんと俳句の話を本にしたばかりのM氏と、アメリカで、わびとさびをテーマにした和風住宅の設計が話題となっているY氏にはホテルに来てもらった。私の体調を心配し、つれていかれたのは新装なった資生堂パーラーだった。野菜カレーを食べながら黒ビールで乾杯。

 長い間、警察に勤めたK氏も健在。ヘリコプター救急の実現に余生を賭ける姿にいつも感銘する。今回もまた、元気を頂いた。
快晴の瀬戸内海上空を飛びながら、寅さんが愛した島の宿を探したが無論、わからない。夏の終わり、尾道から今治に続く島なみ海道を歩いてみるつもりだ。
  


Posted by 吉野父ちゃん at 20:33Comments(0)そうす亭日乗

2008年07月19日

東京へ。

 ついこの間までの忙しさがウソのようだ。テレビで紹介されたとたん、あれよあれよと言う間に注文が殺到した。パソコンの故障じゃないかしらと思ってしまった◆ネット戦争に巻き込まれ、変わってゆく過中であっぷあっぷしている最中は、必死に泳ぐのが精一杯で、潮のうねりが自分たちをどこへ導こうとしているのか、見当もつかなかった◆とにかく、一つ一つ丹念につくることが大切だから急に増産なんて出来ない。三ヶ月くらい待ってもらうのも、仕方ないことだった◆食品業界の不正は目に余る。私は、食べものを粗末にしてはならないと躾けられた世代の人間である。「美味しくて安心」とはどういうことか。視点はそちらに向いてしまう◆サンデー毎日に、ソース作りに賭けた人生が紹介された。「ほんまもんを追い求めて愚直に生きる・・・」と書いてある。愚直とは、馬鹿正直のことである。来週は、その愚か者に会いたいという誘いで東京へ。
  


Posted by 吉野父ちゃん at 05:35Comments(0)そうす亭日乗

2008年07月11日

水曜日もお休みです

 何時ものことだが、週末は忙しくなる。とりわけ、金曜日は電話がひっきりなしにかかるののに、今日は一度もベルが鳴らぬ。なんのことはない。電話代を払い忘れて、電話を止められていたのだ。自動振替という便利な制度があることは承知していたが、6月分は頂きましたが、5月分が未だのようですと言われてしまった◆止まっていたのは、数時間だが、お客様に指摘されて気づいたのは、なんともお粗末だった◆メールマガジンの配信が始まった。とりあえず、2.800人に配信したが、肩のこらぬ話題を提供したい。発行人は私ということになっているが、取り仕切っているのは二人の女性。金は出すが口は出さないことに決めている。自由奔放に伸び伸びやってもらいたい◆今月から、毎週水曜日を定休とした。土曜、日曜も休むので、都合三日の休みだが、お許し願いたい。  


Posted by 吉野父ちゃん at 21:35Comments(1)そうす亭日乗

2008年07月09日

へなちょこトマト

 ハウスものの野菜や養殖魚がこれほど出回れば、旬が失われたのも納得がいく。四季のはっきりした日本では、旬の素材を使うことへのこだわりが非常に強かった。ハウスものも冷凍庫もない時代、食材はとれたての旬の素材しかなかった◆トマトを食べた。青いトマトである。赤いのは、冷蔵庫で保管するうち色づいたもので、天然自然のものではない◆美味しく食べられたのは、トマトドレッシングの力だ。手前味噌になるが、素材のトマトが違うのだ。イタリアの缶詰トマトがたっぷり入れてあるから美味しいのだ◆加工用トマトと生食用トマトは育ち方が違う。缶詰トマトは、露地栽培で日光や雨風にさらして作る。生食用はビニールハウスで大事に育てる◆うま味成分のグルタミン酸がたっぷり。温室育ちのへなちょことは、一味、違う。  


Posted by 吉野父ちゃん at 21:34Comments(0)うまい話・食えない話

2008年07月08日

年とるということ

 言葉の不足や表現の拙さで、誤解を与えることを痛感している私。その点、友人は一言にもユーモアがある。たしなめるにも不快感を与えない。不思議な話術の持ち主である。話題も豊富で、時を忘れて笑いこけることもる。生来の性格によって今さら仕方がないと思いながら、少しでも友人にあやかりたいと、いつも願っている。◆年をとるとだれしも忘れっぽくなるというが、私も、ご多分にもれず近頃それがひどくなった。身近なちょっとした物を置き忘れるなどしばしばで、ことに一番困るのが人忘れである。先日も、鹿児島の繁華街で顔見知りに出会ったのだが、どうしても名前が出てこない。思い出したのは翌日だった。いくら首をひねっても出てこなくなったら、もうおしまいである。  


Posted by 吉野父ちゃん at 09:58Comments(0)そうす亭日乗