悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

2012年08月31日

風の音

 酷い暑さがゆるみもなく続いたこの夏も、秋立つ日になると不思議に風の音が変る。
 温度は相変わらず高く、日差しも衰えないのに、かすかに乾いた秋の声が忍び寄って来た。考えると不思議でもあり、そうでもないようだな。風はただ空気が動くだけで音はない。風が動き、ものにふれて音が生じる。夏も絶頂を過ぎると、草木の葉も硬くなるから、風が触れて生ずる音も乾いたものになるのだ。
 風の音で秋を知るというのは、大変に贅沢なことだと改めて知る。
 

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Posted by 吉野父ちゃん at 12:26│Comments(0)そうす亭日乗
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