2008年07月09日
へなちょこトマト
ハウスものの野菜や養殖魚がこれほど出回れば、旬が失われたのも納得がいく。四季のはっきりした日本では、旬の素材を使うことへのこだわりが非常に強かった。ハウスものも冷凍庫もない時代、食材はとれたての旬の素材しかなかった◆トマトを食べた。青いトマトである。赤いのは、冷蔵庫で保管するうち色づいたもので、天然自然のものではない◆美味しく食べられたのは、トマトドレッシングの力だ。手前味噌になるが、素材のトマトが違うのだ。イタリアの缶詰トマトがたっぷり入れてあるから美味しいのだ◆加工用トマトと生食用トマトは育ち方が違う。缶詰トマトは、露地栽培で日光や雨風にさらして作る。生食用はビニールハウスで大事に育てる◆うま味成分のグルタミン酸がたっぷり。温室育ちのへなちょことは、一味、違う。
Posted by 吉野父ちゃん at 21:34│Comments(0)
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