悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

2009年09月06日

今週の出来事 8・31~9・6

 我が家で、日常使っているものが、エライ評判になることがある。「だし醤油」である。

 先々週の朝。病院で、出された季節野菜の和え物を口にいれて「おやっ」と思った。
減塩食を選択したので、薄味なのだが、味がしっかりついていた。

 「だし」が効いているのだ。

 調味料売り場を覗くと良い。濃縮液体だし、粉末だし、顆粒だし。いろいろある。が、我が家のように、鰹節やアゴ《飛び魚》から、じっくり、出しを」引いたものは無い。薬品というか、化学的な香りがするものが多いのだ。

 退院後、日を置かずして、鹿児島のホテルを訪ねた。
 
 ホテルの味を決める料理長が、香りをかいで、すぐに部下を呼んだ。

 「従業員食堂で味見」。短いが的確な指示が出た。ホテルは、多種多用な職種の人たちがる。様々な年齢の男女がいる。プロの集団なのだ。その人たちがホテルの味を決めるのだ。

 一週間たった昨日朝、「使いたい。値段は?」という連絡があった。数分後、正式な発注が流れ始めた。
 明日、我が家の定番、だし醤油が、新たな「商品」として流通を始める。
 
 面白いのは、和食ではなく、洋食部門の基礎調味料として使われることだ。
 

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Posted by 吉野父ちゃん at 10:00│Comments(0)そうす亭日乗
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