悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

2007年05月03日

夏みかん


5月3日 木〔憲法記念日〕 快晴 131-72

 連休後半の朝は午前7時50分の電話で始まる。Sホテルより土佐酢と胡麻しゃぶの注文だった。
朝食は、キャベツをさっとゆでて、甘酢に漬け込んだものと、新じゃがの味噌汁でご飯を軽く一膳。食後にすっぱい夏みかん。最近は夏みかんをやたらに交配して、イヨカンやらハッサクという水気も酸味もないぱさぱさの果物ばかりで、すっぱい夏みかんが手に入り難くなった。山口県萩市は毛利の殿様の城下町だが、侍の内職に夏みかんの栽培を奨励した。その夏みかんは今、白い花をつけて強い香りをまきちらしている。萩の夏みかんは日本の味そのものである。10年前にその萩で、高校の還暦同窓会をやったのだが、その夜食べたサザエの刺身を思い出した。小口に切った生きの良いのを混ぜ合わせ夏みかんの酸味だけで食べた。サザエのコリコリとした歯ざわりに、夏みかんの甘ずっぱい実と果汁がほどよくからみ合い、忘れがたいご馳走だった。再来週は古希を祝う同窓会がある。故郷はどんな趣向で迎えてくれるのだろう。



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Posted by 吉野父ちゃん at 13:51│Comments(0)うまい話・食えない話
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