吉野父ちゃん
1936年、大阪生まれ。幼少期を山口県防府市で過ごす。関西大学卒。大阪日日新聞社〔夕刊紙〕を経て毎日新聞社〔大阪〕入社。大津、大阪、神戸、福岡、大分で勤務の後、退社。ビルメンテナンス会社の役員に転進。1980年、福岡市・天神に㈱ユマニテ設立、独立するも失敗。同年、博井筒屋百貨店でたこ焼き屋を開業。新聞記者からたこ焼き屋の親父になった変わり者として話題に。続いて、てんじんセイト〔現ソラリアステージ〕に回転饅頭店開業。博多大丸百貨店に悪魔のソース直営店を出店、博多んぽん酢、トマトドレッシングなどを売り出す。三越、阪急など全国の有名百貨店に販路を拡大するも、悪魔のソースは次第に店頭から姿を消す。かつおだしは本当にかつお節を煮出してだしをとる。ぽん酢は柑橘ミカンをちゃんと搾る。大根おろしは、すりおろしたものをそのままパックする。正直商品だが売れない。1999年、出張先の鹿児島で脳梗塞に倒れるも、同じ病で入院中の母が息子の身代わりになって死去。母の愛に救われる。その後も二度、発病するも生還を果たすが、右上肢、下肢の障害でリハビリ通院中。当たり前のことを当たり前にがモットー。家内との二人三脚で、優しい食品づくりに励む。