悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

  

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2009年05月29日

九ちゃんの手羽先

 講談社文庫の「どこかで誰かと」は、永六輔さんの長短編エッセイ集。そのなかに、こんな話が。
 
 坂本九ちゃんの姉さんがやってる鳥料理屋。素人でも出来る簡単な鶏料理を教えて貰った。
 
 まず、手羽先を用意する。

 これをゆでる。水煮である。
 
 大根おろしにぽん酢で、骨離れがよくなった手羽先を食う。ただそれだけ。
 
 試して納得。   安くて、簡単で、単純で、美味。

 人生の達人ならでの美味い話。試したぽん酢屋のおっちゃんも「目からうろこ」でした。
   


Posted by 吉野父ちゃん at 05:08Comments(0)うまい話・食えない話

2009年05月21日

ナブラを追って

 先週はナブラを追って高知を旅した。カツオの群れは、宮崎県都井岬沖で向きを変え、足摺岬沖から室戸岬沖を蛇行する黒潮の流れに乗り北上していた。高知県水産試験場の話によると、黒潮流軸は浦戸湾沖20マイルにあるそうだ。各漁港の引き縄漁や一本釣り漁も活況を呈している。取材で訪れた日、土佐市宇佐漁港へは26隻入港、1.8㌧の水揚げがあった。

 目の前の海で獲れたカツオを「節」に加工するための煙が夕空にたなびく。そんな昔ながらの光景は奇跡的とすら思えた。港の居酒屋で食べたタタキや刺身も良かったが、圧巻はカツオメシ。後を引く美味しさだった。
 
 翌日訪れたメジカで知られる土佐清水は市長選挙の最中。争点の一つが、メジカ〔ソウダカツオ〕を原料にした「宗田節」の活性化。子や孫の世代も私と同じようカツオを味わい、節を使った出汁で本物の味覚を覚える。そのために今、守らねばならぬ遺産がある。もろい海の資源のうえで辛うじて成り立っていることを改めて思う。  


Posted by 吉野父ちゃん at 09:32Comments(0)