悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

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2007年05月31日

平常

5月31日〔木〕 晴 140-72

 右の耳が遠くなった。耳が遠いのは長生きのしるしと言う金言があるが、これは老化現象であり、
低音域から聞こえなくなりだす。家人と会話する時、相手も聞こえないだろうと錯覚してつい、甲高い声を出す。但し、悪口は良く聞こえる。

 福岡近郊、篠栗町の商店主より来電。
 
「トマトもぽん酢も美味しかった。是非、売らせて欲しい。店は、田舎の万屋で、近所のカミさんが、足りないものを買いにくるような店ですが・・」

 空気が澄んで気持ちのいい日でである。

 


   


Posted by 吉野父ちゃん at 19:04Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月30日

平常

5月30日〔水〕 晴 140-68

 一本だけ注文されるお客様が多くなった。今日は、トマトドレッシング一本だけのお客様だった。送料のことを考えると、もったいと思うが、必要とするものを必要なだけ求める。ある意味、健全な消費の姿に思える。  


Posted by 吉野父ちゃん at 20:04Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月29日

日常


5月29日〔火〕 曇 144-69

 ここ数日、来客が続く。日本茶を出したり、コーヒーにしたり、時には到来物の菓子や果物が出ることがある。今朝のお客様には、夏の定番となった「平兵衛酢ヨーグルト」で歓待する。

 夕方、友人から来電。古希同窓会。残された人生の命は、天運に任せて、惜しまず、いとはず、の境地に達したそうだ。ボクなんて、とてもとても。

 福岡市近郊で、栽培体験のできる料理教室を運営する「ファーマーズ・スタジオ」 田中美智子さんから、タマネギと大根が届く。もちろん無農薬。パワフルな生命力を感じる。

 フランス在住の方からメール。一時帰国の際、博多んぽん酢とトマトドレッシングを、持ち帰りたいので、実家の方まで届けてもらえるかどうかの確認メール。これまで、ガーナやポルトガル、アメリカなどへ持ち帰りがあった。どうぞご安心を、と返信。

 

 

   


Posted by 吉野父ちゃん at 19:36Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月26日

歳月

5月26日〔土〕 晴 142-71

 「悪魔のソース応援隊」の西森佳子隊長夫妻が訪ねて来られる。お中元に組み込む予定の「ふれんちますたあど」の最終チェックをお願いしたのだ。平成四年、大阪の阪急百貨店鮮魚売り場で売り始めた。束の間だった。バブルがはじけて姿が消えたのである。

 一般消費者の前からは消えたが、プロの世界で、密やかに生きていた。いわば、出戻りである。

 長いようで短い14年だった。

 沢山のお客様が、悪魔のソースのことを、身内のように心配して下さる。神戸のMさんから寄せられた注文のメールは、私の体調を気遣う言葉で始まっていた。もったいないことである。

   


Posted by 吉野父ちゃん at 18:43Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月25日

ビネグレットソース


5月25日〔金〕 曇 134-68

 美容食としてサラダを食べる女性が多いですね。でも、いくら野菜の種類を変えても、かけるドレッシングがいつも同じでは飽きてしまいます。

 その、ドレッシングのレパートリーに、簡単でしゃれた「ビネグレットソース」を加えたらどうですか。

ワインビネガーと塩、コショウにサラダオイルを合わせるだけ。全部の材料をボールに入れて混ぜる
だけだから、誰にもできる。手順はちゃんとあるのだが、それは無視して良いでしょう。

 大切なのは、高品質のオイルや酢を使うこと。勇気を」出して、チャレンジしませんか。失敗は成功のもとって言うじゃありませんか。  


Posted by 吉野父ちゃん at 17:12Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月24日

目でも食べる。


5月24日〔金〕 晴 137-68

 昨日のl「悪魔のソース応援隊長ブログ」だが、新発売を予定している商品は二つとも九分どおり出来上がっているのだが、自分で納得出来ないから足踏みしている。5月になってトマトドレッシングが売れ始めた。地球温暖化の影響か、サラダをサッパリしたドレッシングで食べたいという人が増えて来た。そうした消費者の声もあるので、サッパリ系のフレンチドレッシングを追加発売することにしたのだ。業務用として、味の実績もある商品なので、容器を変えるだけで良いという意見がある。でも、ちょっぴり引っかかってるのです。粒マスタードは見るからに美味しそうです。鮮やかな黄色と、濃茶色のマスタード種の粒々。粒々がかもし出す美味はもちろんですが、これは、「目」でも食べてもらいたい。それが、偽らない気持ちなのだが、なにしろ、美的センスに欠けるものですからネ。
   


Posted by 吉野父ちゃん at 16:16Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月23日

食味二題


5月23日〔水〕 晴 136-68

 アスパラの缶詰が置き忘れたようにしてあった。サンマとサバの水煮缶詰に挟まれて、棚の奥に隠れていた。子供のころ、茎の細い穂先のアスパラに、マヨネーズをたっぷり塗って食べた美味しさは忘れられない。半分をマヨネーズで、残りはトマトドレで食べてみた。が、やぱり、トマトより」マヨネーズかな、というのが正直な感想だった。

 アスパラは思ったほどではなかったが、うなぎは旨かった。素焼きしたのを、サラダオイルで炒めて最後にトマトドレを回すようにかけた。コツがあるとするなら、炒める前に少量の日本酒で蒸すのである。この操作で随分と油っ臭さが抜けるように思う。うなぎの蒲焼を焼く前に蒸すあのコツである。

   


Posted by 吉野父ちゃん at 18:21Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月22日

人生の味

5月22日〔火〕 晴 138-70

 五月晴れの週末、故郷・防府市の「塩田公園」を訪ねた。江戸時代以後わが国の塩業史に多大な役割を果たした「三田尻塩田」を記念。塩作りの道具や施設を復元した記念公園である。進行中の仕事の中で、疑問が解けないことがある。塩の使い方。すなわち「塩梅」である。なにか参考になればと思ったのだ。

 私は、広辞苑から姿を消した「土佐酢」の復活を願う者である。土佐酢と言うのは、カツオ節出汁で割った料理酢だが、味の決め手になるのが塩。カツオ節ではなかった。カツオ節で煮立てたら、沸騰寸前に火を止め、直後に塩をひとつまみ加えるのがコツなのだが、ひとつまみと言っても何本の指でつまべば良いか。だれも教えてくれないし、教えようとしても、教えられないのだ。結局、経験や感がモノを言う。

 夜、高校の古希記念クラス会へ。現在の社会的地位や、経済的位置の違いはあっても集まる者は、背負った人生の重みを一時、下ろしてくる。成功した者も、そうでないヤツも学生時代にタイムスリップしている。同窓会は、そこのところがいい。

 肌に感じる風が、しっとりする。人生、ほろ苦いのだ。
   


Posted by 吉野父ちゃん at 10:08Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月19日

センチメンタルジャーニー


5月19日〔土〕 晴 132-67

 9時の高速バスで山口・防府市へ。センチメンタルジャーニーの旅、すなわち古希を迎えた同級生の集まりである。小生の大事な用はもう一つ。塩田博物館を訪ね「三田尻塩田」のたどった道を検証する仕事がある。かつては、国内有数の塩田を有し、全国に知られていた。もはや、再生は叶わぬ
夢なのだろうか。  


Posted by 吉野父ちゃん at 07:01Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月18日

平常


5月18日〔金〕 曇り 137-68

 早朝から電話が鳴り止まない。北陸の食品関係者から問合せがあった。札幌の居酒屋から注文。鹿児島からは、柚子ドレッシングの急な注文だったが、納品は一日待ってもらうことにした。
 柚子と言えば、博多・綱場町の「ゆずとんがらし」氏が」来社。お土産に自慢のゆずとんを頂戴した。
味噌汁に入れたり、焼魚につけたり、重宝している。

 
   


Posted by 吉野父ちゃん at 12:09Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月17日

トマトドレで食べる冷奴

5月17日〔木〕 晴 134-68

 昼はパスタと冷奴を食べた。豆腐の美味しい食べ方はいろいろあるが、汗ばむような天気ならやはり冷奴が一番。いろんな具をトッピングできるのも楽しみだ。
 ツナ缶に刻んだタマネギと胡麻を混ぜて豆腐の上へ。醤油でもいいし、ぽん酢も旨い。ちょうど、大阪の阪急・北花田店から注文があったばかりのトマトドレッシングで食べてみた。豆腐の白とソースの赤。彩りも良い。シャキシャキのタマネギがとても幸せだった。  


Posted by 吉野父ちゃん at 16:22Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月16日

女房の味噌汁

5月16日〔水〕 曇りのち雨 148-65

 正直言って味噌汁好きである。私は家で仕事をしている。必然的に、台所に立つことになる。食べることが大好きである。味にうるさい方であるから、本格的に出汁をとる。出汁と言えばカツオ節か昆布を使うことが多いが、家では、味噌汁には煮干を使うことが多い。
 
 女房は味噌屋の娘である。小さいころから、味噌蔵で育ったものだから、味噌汁にはうるさい。それも、手間をかけずに美味しくつくるかが大事と言う。まず、出汁が濃く、旨くなくては味噌汁の味が決まらない。出汁が薄いと、味噌の味がしょっぱく感じる。濃い出汁だと必要以上に味噌を入れる必要がない。

 今朝は、大根と油揚げの味噌汁だった。寝る前に、鍋に張った水にイリコをひとつかみ入れた。それだけで、旨いダシになった。料理の本には、イリコの頭をとるように書かれているが、そんなことはない。料亭の味噌汁ではない。あくまでも家庭のお惣菜である。

 一口吸って、ちょっと薄いかなと感じた。そこで、醤油を一滴、ポトリ。
 味の薄い味噌汁に味噌を足すと、たいがいは度が過ぎて塩辛くなるのだが、そんなときに、醤油を垂らすといい塩梅になる。これも女房に教わった。  


Posted by 吉野父ちゃん at 16:52Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月14日

故郷防府


5月14日〔月〕 晴 136-65

 今週末、山口・防府市で、古希を記念して高校の同窓会がある。還暦同窓会は山口・萩へ一泊旅行した。あれから10年の歳月が流れた。大病を乗り越え、運よく生還し、今なお、最前線で働いている。ありがたいことである。私を育てくれた故郷に感謝し、これからの余生を最大限に生かす仕事をしてみたい。そう思う毎日である。  


Posted by 吉野父ちゃん at 22:13Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月11日

マヨケソ


5月11日〔金〕 晴 137-69

 コンビニの弁当売り場をのぞいてうんざりした。トンカツ、唐揚、ハンバーグ、コロッケなどがぎっしり詰まった弁当を見ただけで、食欲が減退した。どうして、油ものが多いのだろうか。おにぎりもあるが、隣りの棚にある惣菜までがそうなのだ。栄養が偏るのも当たり前と改めて感じた。  


Posted by 吉野父ちゃん at 19:45Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月10日

免許証返納


5月10日〔木〕 晴 136-71

 運転免許証を返納することにした。脳梗塞の後遺症があちこちにある。アクセルとブレーキの操作をする右足の動きが悪い。ブレーキを踏むことは出来るが、とっさの場合、ブレーキペタルに足がかかるのが1秒か2秒は遅れる。イザという時、間に合わないだろう。可愛い子供をひき殺してしまうかも知れない。クワバラクハバラ。それよりなにより、車なしの生活が快適なことに気づいた。つつがなく病院生活を終え、無事にシャバの空気を吸って、蘇える思いなのだ。事故は「アッと思う間もなく」起こるのは、ごく当然のこと。まさかこんなことになるなんて。嘆いても始まらないのである。  


Posted by 吉野父ちゃん at 20:14Comments(0)まさかの人生

2007年05月09日

ニンジンドレ


5月9日〔木〕 晴 136-68

 規則正しき不摂生を貫いて、医者の鼻つまみのような私でも、褒められることが一つある。
朝食を欠かさないという習慣だ。ご飯と味噌汁に漬物の三点セットを欠かさない。なかでも、ハシが立たぬほど具沢山の味噌汁が元気の素なのだ。今朝もジャガイモ、ワカメ、カボチャ,ネギ入りでご飯は軽く一膳。戻しすぎたワカメは和風ドレッシングで。残さず食べつくす。

 春も深まり、トマトやニンジンドレッシングの注文が増える。今日は神戸と鹿児島から。春のニンジンは柔らかくて甘味が強い。真っ白い皿。燃えるような緋色のソース。キラキラ銀色に光るのはキビナゴの刺身。キビナゴは酢味噌て食べるのが一般的だが、鹿児島のホテルはそれを、ニンジンドレッシングで食べさす。春の一時期だけのご馳走です。  


Posted by 吉野父ちゃん at 20:45Comments(0)うまい話・食えない話

2007年05月08日

商談のお客様


5月8日〔火〕 晴 132-72

 午後一番に昔、働いていたパートさん二名が訪ねてくれる。近くまで来たので立ち寄ったそうだが、忘れずにいてくれたその気持ちが嬉しい。続いて二名の来客。一人はワサビメーカーの支店長。もう一人はゆずとんがらしのメーカー氏。扱う商品は違うが、広い意味で言えば同じ調味料の世界で仕事をしている。それぞれ、用件をもって来られたのだが、「さあ、お聞きしましょう」とlそれぞれを聞く。
結論はすぐに出た。新規に取り引きすることになった。呉越同舟を絵に描いたようなことになった。話が弾んで、気がつけば4時間が経過していた。確かな品質の原料を安定的供給して頂けることは大変、嬉しい。大切な一日となった。  


Posted by 吉野父ちゃん at 19:56Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月07日

目が回る。


5月7日〔月〕 晴 134-68

 目の回るような忙しさで、本当に目が回った。明日に備え早仕舞いにする。  


Posted by 吉野父ちゃん at 19:18Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月06日

新商品準備中


 5月6日 日 雨のち曇 132-68

 毎日、何がしかの仕事で結構、多忙だった連休も今日でおしまい。孫たちも引き揚げて、火が消えたような寂しさだ。耳鼻咽喉科医院を廃業した友人に電話。毎日が日曜で、つまらない日々を過ごしているようだ。同窓会にも出ないという。そんなことでどうするのじゃ。社会とのつながりが切れると早いぞ。なにがって? お迎えさ。元気づけるつもりで電話をしたのだが、少しばかり嫌味に聞こえたかも知れぬ。

 フレンチマスチャードドレッシングを発売することにした。以前から使っていた粒マスタードが手に入らなくなり困っていたのだが、ようやく、扱い問屋との連絡がとれた。かって、大阪・梅田の阪急百貨店
の鮮魚売り場で、刺身をサラダ風に食べるニュータイプのドレッシングとしてヒラメや鯛の刺身と一緒に売り出した経緯がある。業務用の主力商品で、再発売するのは、地球温暖化で、さっぱりした爽快感のある調味料が求められているという判断である。新鮮野菜をパリパリシャキシャキ、爽快に食べてもらいたいのです。7月に発売予定です。  


Posted by 吉野父ちゃん at 17:47Comments(0)そうす亭日乗

2007年05月05日

サラダ


5月5日 土〔こどもの日〕 曇 134-72

 空は鉛色で今にも降り出しそう。昨日の博多どんたく最終日は、心配した天候も、一時小雨がぱらつく程度。昨年より10万人少ない100万人の人出だったそうだ。今日も、行楽地は家族づれで賑わっているだろうが、せめて夕方まで、雨よ降らないでおくれ。

 孫が来ている。5歳になる女の子である。ばあばあのうどんが大好きだ。「カツオの汁が美味しいもん・・」と一人前の口をきく。今朝は、じいじの出番。うまいサラダをつくってやる。良く冷えたトマトとキュウリ、レタスをフレンチマスタードのドレッシングで、ざっくり混ぜ合わす。目の前で、醤油をポトリと一滴。さあ、おあがり、ふーん。珍しく、お替りの催促がある。  


Posted by 吉野父ちゃん at 12:52Comments(0)うまい話・食えない話