悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

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2008年09月27日

ヘベスの収穫始まる。

 平兵衛酢〔ヘベス〕の収穫が始まったので産地の宮崎県日向市を訪ねた。
 
 旅先で味わう地方料理や、風土の味を求める人が多いが、日向で今が旬の味といえば鮎、伊勢海老、地鶏といろいろあるが、日向市富高地区や門川町で栽培されるヘベスは、文字どうり旬の味、極めつけである。

 60軒余りの農家が細々、育てた宝もの。慈しみの心が優しい味を生んだ。

 良い酢というものは飲めば解る。ノドを刺さず、スーッと滑り落ちる。酸っぱいものが嫌いな子が喜んでいる。名前もユニークだが食味も絶妙です。効能や能書きはいろいろあるがそれはそれ。

 食べれば解る、のである。
 
 
  


Posted by 吉野父ちゃん at 12:50Comments(1)そうす亭日乗

2008年09月24日

王監督と朝青龍

 王監督引退。長い間、ご苦労様でした。
 
 「年をとると自分を奮い立たせるのが難しい。気力が必要になる」 〔西日本新聞〕 苦しい胸の内を明かしている。気力か。
 それがなくなったということだろう。
 スポーツ面は朝青龍休場。こちらも、気力が薄れ、引き際を口にし出したそうだ。王監督と違うのは、体力はあるのに、あの強い精神力はどこへいった。そういえば、知力も著しく欠けるな。

   


Posted by 吉野父ちゃん at 07:39Comments(0)そうす亭日乗

2008年09月19日

業務用加価格改定

 今週は体調不良で元気が湧かない。食品業界に身を置くものとして、肩身の狭い思いをした一週間だった。それにしても、次から次へとようやってくれるわ。こういう時期に価格改定の御願いでもあるまいが、業務用商品の価格改定のため明日は、鹿児島へ。台風の直撃を避けられたのはなによりだった。

 ホームページを更新しました。ご笑覧ください。  


Posted by 吉野父ちゃん at 08:39Comments(0)そうす亭日乗

2008年09月17日

定休日変更

 しゃぶしゃぶの季節になったのか、鹿児島の城山観光ホテルから「胡麻しゃぶ」の注文があった。9月になって二度目。諸物価高騰。だしを引くカツオ節も練り胡麻も、みんな高くなった。
 
 週末が忙しい。金曜から土曜の朝にかけてはメールの注文。日曜日は、太宰府天満宮の参詣客や近隣客が訪ねて来られる。それで、毎週水曜を定休日にした。まだ周知徹底していないので、電話に出ては発送が遅れるお詫びを言う。

 次の日曜に来られると、調合調整した「胡麻しゃぶ」の残りを差し上げることができそうだ。
  


Posted by 吉野父ちゃん at 07:55Comments(0)そうす亭日乗

2008年09月12日

高知の日曜市②

 名物に旨いものなしとは言い古された言葉だが、鰹のタタキと刺身はさすがだった。福岡で食べるタタキというのは、火を入れてからすぐに冷水で締めるのだが、本場では、まだ暖かいのをぶつ切りにする。薬味はネギとシソ、スライスしたニンニクである。ぽん酢か醤油で食べるのだが、鰹の姿が見えないほど薬味をたっぷりかける。

 一切れが、子供の握りこぶしほどある。厚みもある。一センチはある。どうかすると二センチあるかも知れない。豪快である。
 いつか、鹿児島の枕崎で食べた、鰹のビンタ〔頭〕料理に匹敵する。

 地域を特徴づける食べものには、その土地の人たちに大きな意味と、価値を持つものが多い。そのような物を食べ続けることにより、知らず知らずのうちに、地域固有の文化、歴史、価値観、さらには世界観といったものが形成される。

 坂本竜馬がいる。中岡慎太郎も居た。薩摩には西郷もいた。同じ時代を生きた人たちだが、彼らを結びつけたのは「黒潮」である。海は広い。大きい。群青だが、時として黒く映る。

 旅行者の目で眺めた鰹だが、土佐の人たちがいかにそれを愛し、長く食べ続けてきたのか。そのことの意味、歴史の重みについて思いをはせた。  


Posted by 吉野父ちゃん at 08:26Comments(0)うまい話・食えない話

2008年09月07日

高知の日曜市①

 先週の日曜は高知の日曜市へ出かけた。高知城の追手門からはりまや橋にかけて、約1.3㌔の路上に500店もの露店が立ち並ぶ。青空市としては、全国有数の大横綱。夜明けから日没まで、近郊農家の野菜や果物を中心に、日用品から植木、骨董品まで幅広いアイテムが並んでいた。

 ふかしたての饅頭や田舎寿司、焼き芋、アイスキャンデー、焼き鳥など。買い食いも楽しい。行列が出来たのは、ホクホクの美味しいイモ天。たこ焼きも長い列が出来ていた。

 チャンバラ貝は珍味だった。3㌢くらいの細長い貝で、硬いフタを刀に見立ててこう呼ぶらしい。爪楊枝で身をせせり出して食べる。「かりかり」も美味だった。丸干し大根を輪切りにして、鷹の爪をいれ三杯酢に浸す。カリカリ感が身上で、まさに夏の味であった。

 カツオ節と柚子を捜し求める、旅の初日はこうして暮れた。  


Posted by 吉野父ちゃん at 12:53Comments(0)うまい話・食えない話