悪魔のソース・博多んぽん酢を新しい博多の名物にしたい。老人のかなわぬ夢でなく、夢を現実にしてみたい。脳梗塞から三度の生還。ヨレヨレ、ボロボロになりながら、果たせぬ夢を追い続ける男に、強力な助っ人が現れた。平凡だったそれまでの人生が「まさか」の出来事で、がらりと変わる。一度ならまだしも、それが二度も三度も続いた。波乱万丈だが実に、愉快だった。人生の終末期を迎えた今、またもや「まさか」の驚きである。ヒルマン監督ではないけれど、信じられな~いのだ。人生、終わり良ければすべて良しなのだが、それはまだわからない。

2010年06月03日

悪魔のソースの復活なるか

 食品問屋の人が来て、言うことには
 「高級スーパーと生協から、悪魔のソースの引き合いがある。どうでしょう、取引できませんか?」
 消費不況の昨今、嬉しい話だ。
 
 「ああ、いいですとも」
 と即座に応じた。この種の話は、過去何度もあった。実際に取引が成立して、商品が並び始めた。ところが、長続きしなかった。いつの間にやら、消滅したのである。なぜなのか。どんな商品にもつけられるようになった、あのバーコードのためだ。あれで、日々の売上が即座に見えるようになってしまったため、熱烈なフアンがいても、少数でたまにしか売れないようなものは、抹殺されたのだ。
 
 国民皆中流の食生活ができたのは、昭和30年代以降、神武景気という経済成長のステップを踏んでからの事である。インスタント食品が一般化した時代で、極論すれば、インスタントが食品が家庭の味を作ったのだ。これが、日本人をだめにした。

 私が今、手がけているものは図抜けたものではない。昔は、どこの家にもあったものである。それを、時代に合わせて調理法や味付けを変えている。人々の嗜好はどんどん変わっていく。時代に合わせて、一番旨いを提供すれば良い。

 先日のテレビ出演は、改めてそのことを教えてくれた。
 
 
 
 

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Posted by 吉野父ちゃん at 07:55│Comments(0)まさかの人生
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